『ハマさん』のひとりごと

愛媛県のサッカーコーチ「ハマさん」のひとりごと

運動神経と身体能力

みなさん運動神経と身体能力の違いってご存知ですか?

 

身体の大きな子供=運動神経が良いなんて思っていませんか?

 


これは、運動神経が良いのではなく、運動能力が高いということとなります。

 

運動能力とは簡単に言えば「運動神経+身体能力」で、今現在の能力を表しており、この優位性が続くとは限りません。

 

運動神経とは、自分がおかれている状況を観て判断して、その状況に応じて自分が思い描いた通りに、体を動かして反応(対応)できるか?という力。

身体能力とは、身長や手足の長さや、筋肉量や筋肉の質など身体的な要素によって生み出される筋力やスピード、パワー、持久力などの力と言われています。

 

わかりやすいのが、幼少期や小中学生です。

このころは、体格差が大きいため、スポーツをすれば身体大きい子(身体能力が優位な子)が評価されがちです。

また、生まれた月(4月生まれと3月生まれでは約1歳の差)によって脳の発育の影響もあるため、その差がさらに大きく感じます。

ですが、高校生くらいなって身体能力の差が縮まってくると、運動能力としては、逆転したりなんて現象がよく起きます。

 

身体能力の高い子供は、スピードやパワーで優位にたっているため、駆け引きや細かい身体操作を苦手とする傾向があり、その優位性がなくなると、運動能力が一気に逆転されるなんてことはよくある話です。

 

私の関わっているサッカーでも、身体能力で優位にたっていた選手が高校生になったら、試合のメンバーにも入れなかったなんてことが多くあります。

 

身体が小さいからと、スポーツをあきらめるのではなく、運動神経に着目しトレーニングしていけば身体能力が追い付く高校生年代では大きな差をつけることが出来るようになるでしょう。

 

出来ることからコツコツと!