『ハマさん』のひとりごと

愛媛県のサッカーコーチ「ハマさん」のひとりごと

プロ第一号

当ジムの利用者で、ライフキネティックトレーニングをオンラインで行っていたびわこ成蹊スポーツ大学サッカー部4回生の清水一雅選手が2024年J3福島ユナイテッドFCに入団することが決定しました。

 

fufc.jp

3回生の時に前十字靭帯断裂という大怪我に合いながらも、身体が動かせ中で、何かできることはないか?と始めたトレーニングでした。

昨年の秋には復帰して、途中出場ながら全試合で得点を記録するなどトレーニングの効果を感じながらプレーしていました。

4回生になり、学業やチーム状況の変化によって、十分な出場時間が与えられない中で諦めずにつかんだプロ内定!

もともと身体能力の高かったところに、ライフキネティックにより判断力、理解力、視覚機能が向上することで、さらにプレーの幅が広がったようです。

これからもしっかしサポートしていけるように頑張りたいと思います。

出来ることからコツコツと!

汗の種類?

「いい汗」と「悪い汗」

 

運動した後に「今日はいい汗かいたなぁ」と口にしたことはだれしもあるのではないかと思います。

医学的には「いい汗」「悪い汗」といったものは存在しませんが、今回は発汗機能が正常化そうでないかで分けていきたいと思います。

 

「いい汗」

  • サラサラしている
  • 乾きやすい
  • しょっぱくない
  • 小粒でボトボト落ちない
  • スッと出る

「悪い汗」

  • ベトベトしている
  • 乾きにくい
  • しょっぱい
  • 大粒でボトボト落ちる
  • スッと出ない

ここで書いた「悪い汗」をかいている人は、発汗機能が衰えに起因していることが多いため、運動で汗をかくことで機能回復をしていくことをお勧めします。

 

出来ることからコツコツと!

しっかり汗をかこう

今回は汗に関するお話し

 

汗をかいて体温調節することは、人間が持つ優れた機能の一つです。

汗は脳からの指令が交感神経を通じ、汗腺に伝達されて出るようになっています。

汗には体内の有害物質を体外に排除する働きがあり、汗をたくさんかいた後に心地よさを感じるのは、副交感神経がより優位に働いているからです。

現代の快適生活下では汗をかく機会が激減し、汗腺が弱まり、しっかり発汗できず、熱をうまく身体の外に放散できない人が増えてきています。

こうした状況が続くと、次第に自律神経が乱れ、発汗のコントロールが出来なくなる恐れがあります。

 

そうなる前に、しっかり運動して汗をかきましょう!

 

出来ることからコツコツと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運動神経と身体能力

みなさん運動神経と身体能力の違いってご存知ですか?

 

身体の大きな子供=運動神経が良いなんて思っていませんか?

 


これは、運動神経が良いのではなく、運動能力が高いということとなります。

 

運動能力とは簡単に言えば「運動神経+身体能力」で、今現在の能力を表しており、この優位性が続くとは限りません。

 

運動神経とは、自分がおかれている状況を観て判断して、その状況に応じて自分が思い描いた通りに、体を動かして反応(対応)できるか?という力。

身体能力とは、身長や手足の長さや、筋肉量や筋肉の質など身体的な要素によって生み出される筋力やスピード、パワー、持久力などの力と言われています。

 

わかりやすいのが、幼少期や小中学生です。

このころは、体格差が大きいため、スポーツをすれば身体大きい子(身体能力が優位な子)が評価されがちです。

また、生まれた月(4月生まれと3月生まれでは約1歳の差)によって脳の発育の影響もあるため、その差がさらに大きく感じます。

ですが、高校生くらいなって身体能力の差が縮まってくると、運動能力としては、逆転したりなんて現象がよく起きます。

 

身体能力の高い子供は、スピードやパワーで優位にたっているため、駆け引きや細かい身体操作を苦手とする傾向があり、その優位性がなくなると、運動能力が一気に逆転されるなんてことはよくある話です。

 

私の関わっているサッカーでも、身体能力で優位にたっていた選手が高校生になったら、試合のメンバーにも入れなかったなんてことが多くあります。

 

身体が小さいからと、スポーツをあきらめるのではなく、運動神経に着目しトレーニングしていけば身体能力が追い付く高校生年代では大きな差をつけることが出来るようになるでしょう。

 

出来ることからコツコツと!

 

 

どこに動いてよいかわからない選手

最近、少年サッカーの試合を見ていると決められたポジションから動けない選手が多くなってきたなぁと思います。

その原因がメンバーを決める時のシステムではないかと思います。

少年サッカーでは8人制で行うため、1-3-3-1、1-3-2-2、1-2-4-1、1-2-3-2等といったシステムが用いられることが多くあります。

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サッカーでは対戦相手もあり、攻撃と守備の切り替えの時に野球のような休憩はありません。

つまり、攻撃しながら守備のこと、守備をしながら攻撃のことまで考えてプレーしなければならないのです。

また、サッカーは相手より多く得点し、失点を防ぐことで勝敗が決するスポーツです。

どこに向かって攻撃するのか?

どこを守らなければならないのか?

味方、相手が何を狙っているのか?

等を観察しながらプレーすれば、システムによって決められた場所にいることが少なくなるのではないかと思います。

また、少年サッカーでは自分の思い通りに動かなかったりすると、その選手を怒る指導者もまだまだ多く選手が考えることをしなくなる場合も多いのではないかと思います。

最近のサッカーでは海外の強豪チームやW杯で活躍した日本代表も攻撃と守備では異なったシステムでプレーすることが多くなってきました。

そのためには、与えられポジションでプレーするだけでなく、観察しながら情報を収集し、判断、実行できる選手を一人でも多く輩出していきたいと思います。

できることからコツコツと!

 

 

 

 

 

その練習は何のため?

練習って何のためにするのか考えたことありますか?

 

ある行動を習慣化させることをスポーツでは「練習」と言います。

 

ここで一つ注意してほしいのが、身体の動きと同時に”心”で感じていることも習慣化されるということです。

サッカーのシュート練習を上げてみます。

何も考えず機械的に練習をしたとしたら、動作としては身につけることが出来ますが、試合でも同じように何も考えずにシュートしてしまうという心の習慣も身につけてしまいます。

何も考えずに「やらされてるから」といったいい加減な気持ちで練習すると、そのいい加減さも習慣になり、試合中も指示されないと何をすればいいかわからないといったことになるかもしれません。

人間の本質は
くり返し行うところにある。
したがって、
人の優秀さは行為ではなく習慣に表れる。

アリストテレス

 

具体的に試合をイメージしながら、コースや強弱を意識して練習を行うと、その後に得られる効果は前者と比べると計り知れないものになります。

また、高い目的を設定することで、より具体的な目標と手段を得ることが出来るようになります。

「試合ではどんなことが起こりそうなのか?」

「どんなことをイメージしながらシュートしたのか?」

おなじ動作を身につける反復練習も、頭と心の中を変えるだけでワンランクもツーランク違った練習になります。

 

身体の動きと同時に、試合でも発揮できる心も一緒に習慣化することを心がけましょう。

 

出来ることからコツコツと!

 

リスクを負わないチャレンジはない

 昨年5月1日に亡くなられた、サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム氏の名言です。

 この言葉はシンプルだけど、すべてのことに通づる言葉だと思います。

過去の実績や、ネームバリューだけで次の勝利が約束されるものではないというオシム氏のあらゆる指導に通じている。 

よく、選手たちに「チャレンジしろ」「リスクを冒せ」と言っている指導者を目にしますが、そういった指導者に限ってミスをすると怒鳴り散らしたり、後退させて罰走させたりといった光景を目にします。

 そういったチャレンジをした選手が、なぜミスをしたのか、なぜうまくいかなかったのかの分析をしないまま、結果だけに対して責任を押し付けるといった指導者がまだまだ多いのではないのでしょうか。

 結果だけにフォーカスすることで、チャレンジしても失敗したらまた怒られるいう風に悪循環が起きてしまい、指導者の操り人形(自分で判断できない選手)が多くなってきているように思います。

 選手たちにチャレンジをさせるためには、我々指導者もチャレンジしリスクを冒さなければならないのではないかと思います。

 「選手のチャレンジを認め、指導者が責任をとる。」

そういった環境でこそ、選手が伸び伸びとプレーし様々なことにチャレンジしていけるのではないかと思います。

 そういった、指導者仲間を増やしより良い環境づくりのために頑張っていきたいと思います。

 出来ることからコツコツと