どこに動いてよいかわからない選手
最近、少年サッカーの試合を見ていると決められたポジションから動けない選手が多くなってきたなぁと思います。
その原因がメンバーを決める時のシステムではないかと思います。
少年サッカーでは8人制で行うため、1-3-3-1、1-3-2-2、1-2-4-1、1-2-3-2等といったシステムが用いられることが多くあります。
サッカーでは対戦相手もあり、攻撃と守備の切り替えの時に野球のような休憩はありません。
つまり、攻撃しながら守備のこと、守備をしながら攻撃のことまで考えてプレーしなければならないのです。
また、サッカーは相手より多く得点し、失点を防ぐことで勝敗が決するスポーツです。
どこに向かって攻撃するのか?
どこを守らなければならないのか?
味方、相手が何を狙っているのか?
等を観察しながらプレーすれば、システムによって決められた場所にいることが少なくなるのではないかと思います。
また、少年サッカーでは自分の思い通りに動かなかったりすると、その選手を怒る指導者もまだまだ多く選手が考えることをしなくなる場合も多いのではないかと思います。
最近のサッカーでは海外の強豪チームやW杯で活躍した日本代表も攻撃と守備では異なったシステムでプレーすることが多くなってきました。
そのためには、与えられポジションでプレーするだけでなく、観察しながら情報を収集し、判断、実行できる選手を一人でも多く輩出していきたいと思います。
できることからコツコツと!