準備は大事!
大事な試合やセレクションの前にどのような準備をしていますか?
僕は仕事上、お客様一人一人に合ったトレーニングメニューを作成するうえで、一つのメニューに対して、上手くできた場合、上手くでき負かった場合も含めて常に3~5パターンのメニューを準備しています。
準備にもいろいろなものがあると思います。
ジュニア年代で自分でできることとして
1.用具
2.気持ち
3.体調管理
などがあると思います。
1.用具
スポーツをするうえでは、自分で使用する用具に関しては本人に管理させることをお勧めします。
長年サッカーの指導者をやってきて、高学年になっても遠征の準備を自分でできずに、宿舎に行って荷物を全部出して探さなければいけなかったり、「アレがない」「コレがない」といった光景を目の当たりにしてきました。
天候やピッチの状態によって、「どのシューズを持っていこうか?」
雨が降りそうだったら、「着替えを多めに持っていこう」
気温が低そうだったら、「身体を冷やさないようにコートも持っていこう」
といったように、自分で考えながら準備することで日常での用具の管理もしっかりできるようになります。
シューズがドロドロの状態で玄関で脱ぎっぱなし、なんてこともなくなります。
2.気持ち
これは前回の話でお話ししたように、練習でたくさん失敗して経験値を上げておくことで解消できるようになってきます。
つまり、本番同様の緊張感をもって日々の練習に取り組むことが大切です。
「練習でできないことは試合でもできない」と言われるように、試合になって急に上手くなるなんてことはありません。
試合の間際になってオドオドしてしまわないように、日常から変えていきましょう。
3.体調管理
まずは好き嫌いせずに、バランスの良い食事を心がけ、しっかり栄養を摂りましょう。
また、不要な夜更かしをせず十分な睡眠時間を確保し疲労回復に努めましょう。
下宿生を受け入れていた時、試合前日の深夜までチームメートたちとスマホゲームで盛り上がり、翌日の試合で体が動かず、リーグ戦で大勝しているチームに後半逆転されたのを覚えています。
また、プレーする前の準備も大切となってきます。
まずは認知(情報収集)です。
視覚、聴覚、触覚から得られる情報を多く取り入れることで、優位な立場に立つことができます。
次に判断です。
集めた情報の中から、効果的なプレーが何なのかを選びます。
これは、知識と技術が必要となってきます。
知識はあるけど、それを実現させる技術がないと選択できません。
技術はあるけど知識がないとできることも限られます。
そのために、日頃の練習でチャレンジすることが大切となってきます。
その中で、自分が選択できるプレーを増やすことで相手に脅威を与えることができるようになります。
サッカーW杯日本代表の選手や監督もドイツ戦前のインタビューで「最高の準備ができた」とコメントしていたように、いろいろなことに対処できるように準備しておくことで、不利な状況でも力を出し切ることができ見事にグループリーグを突破することができました。
準備といっても多くのものがあります。
まずは、出来ることからコツコツと!