情報量を増やしてパフォーマンスアップ!
スポーツにおいてプレーを決定するためのプロセスに認知→判断→実行がある。
私は「認知」の段階で正しく多くの情報を入手し、処理することで、より多くの選択肢がを得ることができ、より正しい「判断」を行うことができると考えています。
認知を行うために視覚、聴覚、触覚などから情報を取り入れるのですが、80%が視覚からの情報だと言われています。
視覚機能から入ってくる情報は、自分の脳内で都合の良い情報として微妙なズレを起こしたり、注意して見ていないと情報として取り入れることができないことがあります。
球技をしているとボールを注視しすぎてそれ以外に見えている物の情報が入ってこないのが代表的な例です。
そのために視覚機能を改善し、より正しい情報を得ることが大切となってきます。
また、多くの情報を取り入れることができるようになってもそれを処理する能力が必要となってきます。
それが「ワーキングメモリ」といわれる認知心理学の能力です。
ワーキングメモリは「作業記憶」とも呼ばれ、作業を行うために必要な情報を一時的に記憶し、処理する能力のことを言います。
以前は遺伝的なもので改善することができないと言われていましたが、トレーニングによって改善することが可能であるといった論文も出てきました。
視覚機能、ワーキングメモリを改善することで、より多くの情報を脳内に取り入れ、処理することができるようになることで、「認知」→「判断」が大きく改善され、スポーツ、日常生活の効率がよくなるでしょう。