「非認知能力」って知ってますか?
非認知能力とは、IQや学力などとは異なり、社会で豊かにたくましく生きる力といわれる、挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力などのことです。
あなたのまわりにも、学力は優秀ではなかったり、「不良」と呼ばれていた人が起業し成功した話を聞いたことはありませんか?
そういった人たちは非認知能力が高かったと言えるでしょう。
非認知能力が高いと、学力や進学率、就職率、大人になってからの年収やマイホーム購入率が上がることがわかっていて、非認知能力を高めることが将来の成功につながると言われています。
では、非認知能力とはどういったものがあるのか具体的にお話していきましょう。
非認知能力は自分の感情や行動をコントロールする、いわば心を強くする力のことです。
研究者によると、非認知能力に含まれる力はざっと数えただけで200種類以上あると言われています。
その中で、非認知能力を高めるために大切だと言われている5つのことについて説明いたします。
- 挨拶・礼儀
- 挨拶や感謝の気持ちを伝えられる力
- 人を尊重できる力
- 規律(ルールやマナー、整理整頓)を守れる力
- リーダーシップ
- 自分や仲間のことを考えることができ土から
- 自分や仲間のために行動に移せる力
- 仲間をまとめることができる力
- 協調性
- 仲間を思いやる力
- 仲間と協力する力
- 仲間に手を差し伸べ、支える力
- 自己管理力
- 自分の気持ちをコントロールする力
- あきらめず、やり続ける力
- 課題解決力
- 見つけられる力
- 解決できるであろう方法を導き出す力
- 解決できる力
団体スポーツをしていると、1~3までの項目はは意外と身に着くことが多いのではないかと思うのですが、4と5の項目については最近の子供たちは指導者の言う通りにやらなければといった思いから、失われているのではないかと思います。
また、非認知能力は数値化されることが難しくなかなか評価されることが難しい力であるため日常から、上記のような行動ができた時には些細なことでも褒めてあげましょう。
そうすることで非認知能力が向上し、認知能力(IQや学力)の向上にもつながります。
非認知能力を高めることでどういった効果が得られるのか?スポーツを例に見てみましょう
スポーツを上達したいと思ったとき、自制心や創造力、主体性等の非認知能力が高ければ、スポーツを上達することに対して子供は何をすべきか判断することができるようになります。
すると、自分から進んで練習するようになり、上手くいかなかったとしても自信や楽観性があれば、落ち込んで心が折れることなく、次はもっと頑張ろうと前向きに考えることができるのです。
難しい課題にぶつかったときも、やり抜く力や回復力といった自己管理能力、向上心、創造力、問題解決能力などを使って、柔軟に解決していくことができるのです。
そして、スポーツじょたつに一番大切な楽しみながら難しい課題にチャレンジしていき、自然とスポーツが上達していくのです。
大切なのは、我々大人が非認知能力の重要性を理解し子供たちの些細な変化を見逃さず評価してあげることだとです。
出来ることからコツコツと!