スポーツと栄養
スポーツを行う上でトレーニングと同じくらい重要な役割を持つ食事。
今回はそんな食事とスポーツの関係性についてお話しします。
栄養素の役割を知ろう
①炭水化物
炭水化物は身体を動かすためにはエネルギー源で脳の唯一エネルギー源ともいわれています。
不足すると、集中力が低下したり、疲労感を感じたりします。
また、糖質が不足すると筋肉中のタンパク質がエネルギーとして利用され筋力低下にもつながるため、糖質を不足させないような栄養補給が大切となります。
また、糖質からエネルギーを作るためにはビタミンB群がエネルギー代謝を手助けしているので、糖質と同時に摂取することを心がけましょう。
②タンパク質
タンパク質は体の構成成分である筋肉・骨・血液等の材料となります。
筋肉のエネルギー源でもあるため、不足すると筋力低下、けがの回復遅延、成長の遅れ、貧血などの影響が出てきます。
運動時には強度・時間によりタンパク質の分解が高まるため、タンパク質の必要量が増加します。
また、運動後には糖質不足も起きているため糖質と一緒に摂取することでより効果的にタンパク質を取り込むことが可能となります。
③ミネラル
ミネラルはカルシウム・鉄分・ナトリウム等の日本人に不足しがちな栄養素ともいわれています。
主な役割は身体を作るためのサポートで、身体調整には必須の栄養素でアスリートには必要不可欠なものとなっています。
④ビタミン
ビタミンには身体機能を正常にする働きがあります。
他の栄養素をサポートしたり、免疫力を高めたり、ケガの回復に必要となる栄養素です。
⑤水分
運動時の体温上昇は、水分摂取により効果的な発刊を促し、熱を放散させることで億世できます。そのため、運動時の水分補給はパフォーマンスを維持するための重要な要素となります。
水分摂取のタイミングは喉が渇いたという口渇感が起こる前に定期的に補給するようにしましょう。
食品に含まれている栄養素を知ろう
上図を参考に食品に含まれている栄養素を理解し摂取することで、スポーツでのパフォーマンスの向上を目指しましょう。
バランスの良い食事を心がけよう
スポーツを行う上で栄養素は「エネルギーとなる糖質、脂質」「身体の材料となるタンパク質、ミネラル」「コンディション調整のためのビタミン、ミネラル」として、重要な役割を担っています。
スポーツを良い状態で行うために、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
一回の食事で摂取することが難しい時などは、間食を利用したり、毎食の食材を変えるなどで対応してっましょう。
また、運動量・体調により摂取量を調整していきましょう。
いろいろと書いてしまいましたが、まずはご家庭でできることから始めていきましょう。