柔軟性を高めるには
前回、柔軟性の大切さをお話ししましたが、今回は柔軟性を高めるためのストレッチについてお話ししたいと思います。
ストレッチには種類があることぉご存じですか?
ストレッチの種類によってそれぞれの効果も違うので、よく理解して行っていきましょう。
1.ダイナミックストレッチ
動的ストレッチの一つで、伸ばしたい筋(主働筋)と反対方向の運動をする筋(拮抗筋)を意識的に活動させて、その動作を繰り返し行うことで、主働筋を緩める方法です。
2.バリスティックストレッチ
動的ストレッチの一つで、勢いや反動をつけて筋を伸張させる⽅法です。
各競技の動作に合わせたストレッチが⾏いやすく、筋⾁の弾性⼒を⾼めるという特徴があります。
動的ストレッチは、筋肉や関節・神経系を刺激することで関節の可動域を広げ、傷害予防やパフォーマンス向上を目的としたウォーミングアップに適していると考えられます。
3.スタティックストレッチ
静的ストレッチともいわれ、反動をつけずに筋肉をゆっくりと伸張させていく方法です。
最も安全に行うことができ、柔軟性の改善効果が得やすいと言われています。
今回は、このスタティックストレッチについてポイントをお話しします。
- 運動後や入浴後といった身体があったまった状態で行いましょう。
- 反動をつけず、ゆっくり20~30秒行いましょう。
- 呼吸は止めずに行いましょう。
- 伸ばす筋肉を意識して行いましょう。
- 継続して行いましょう。
柔軟性は筋力トレーニングや技術トレーニングと一緒で、急に柔らかくなるといったことはありません。
出来ることからコツコツと行いましょう。