『ハマさん』のひとりごと

愛媛県のサッカーコーチ「ハマさん」のひとりごと

学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない

20数年前サッカーの指導ライセンスの講習会ではじめて耳にした、サッカー元フランス代表監督のロジェ・ルメールさんの指導者の心構えを説いた言葉です。


『知っている、分かっていると思っているが、実際には分かっていないことのほうがはるかに多い
自分が知らないこと、分からないことがまだまだたくさんあることを知っている

「知っていること」と「教えること」

知っていれば、分かっていれば教えられるかというとそうでもない
大体50%も分かれば、すべてわかったつもりになってしまうもの
しかし、人に教えるとなれば100%理解していないと難しい


世の中、常に変わっていく
昨日の事実は今日の噓となりえるし、明日になれば今日の真実が、明日の嘘になる。』


当時をふりかえると、自分も知ったふり、わかってふりして教えてたなーって思います。

接している選手達が、どの年代で、どのようなことに興味をもち、何に喜びを感じるか?
といったことを考えず、自分の得た知識をただただ教えていただけだったからです。

からだの大きさや足の速さ、からだの強さ、体力、性格等、違った特徴をもった選手ばかりなのだから、同じ練習をしたからといって、同じ効果を得ることができません。
この言葉を知ってから、選手を観察し特徴を理解し、その選手にあった指導方法とはどういったものが良いのかな?というふうに考えるようになりました。

最新の知識を学ぶことと同時に、教える対象(選手、お客様)についても理解し、それにあったトレーニング(サービス)はどういったものなのか?
選手(お客様)が主役で、笑顔のたえないトレーニング(サービス)を提供し続けることができるよう、学び続けていきたいと思います。